(
2008/12/05)
閻妹?
しゃぼんへ!
本人は閻妹のつもりでかいたよ
でもギャグかも
本人は閻妹のつもりでかいたよ
でもギャグかも
「妹子ちゃあん!会いに来たよ!」
「おわ、閻魔大王…」
妹子は太子の屋敷がある斑鳩の宮に乗り込んで来た二人組を見るなりため息混じりに呟いた。もう既に諦めを匂わせる声。
「なんだなんだ!あっ、閻魔!!」
部屋から出て来た太子が庭に居る二人を見て驚愕する。
「お邪魔して居ます。中に入ってよろしいでしょうか」
「駄目!君が来て私が幸せになった試しがない!」
「へー妹子ちゃんはは良くて私は駄目?そんなの差別だ」
「そうですね大王」
「鬼男君もオレ入ってった方がいいよねー」
「そうですねー、でもー聖徳太子が駄目っていうんですよどうしますー」
「そうだねー入れてくれるまで待とうかーせっかくオレたちはるばるやって来たのにねー」
「ですねー聖徳太子って意外と…」
「ああもう入れよ!入れよちくしょー!」
「入れちゃうんですか太子!」
「私の面子を保つ為だ…すまん妹子」
「わーいやったね鬼男君」
はしゃぎながら二人が上がる
「懐が深いとは流石ですね聖徳太子」
「じゃあオレが妹子ちゃんと同じ部屋泊まってもいいんだよね」
「ですね」
「まてまて私がいつそんなこと…」
「懐が深いとは流石ですね聖徳太子」
「もう好きにしてください」
「太子――――っ!!!?何言ってるんですかあんた摂政でしょ!?」
「こんなときばっかり摂政とか言うんじゃない…ぐすん」
ガッヌリと肩を落とした太子を妹子はゆさゆさ揺さぶる。閻魔のお遊びの餌食になるのは自分なのだ。
そんな二人を見て鬼男が申し訳なさそうに持っていた風呂敷包みを差し出した。
「なんかスイマセン…良かったらこれ…おおっと手が滑ったー」
「うわあああ!!」
鬼男が放った風呂敷に入っていたらしい謎の液体が妹子のジャージにぶっかかった。びっしゃー
「妹子ー!!!!」
「大丈夫か鬼男君ーあっ妹子ちゃんジャージ!!」
床にへたりこんだ妹子のジャージには謎の黒い染みがべっとりと付いている。
「なんじゃこりゃああ!?一体何が入ってたんだよ!!」
真っ青な妹子に鬼男はしれっとして返す。
「珍しいお酒…とでも言っておきましょうか」
妹子は糾弾してやろうかこのやろうと思ったが太子がジャージをおしぼりで拭って居たので気勢をそがれた。
「妹子この染み落ちないぞ」
「…いいですよ家でクレンザー使います」
「妹子さんそれどんな洗剤でも落ちないですよ。ていうかクレンザーじゃ逆に跡つくだろ」
鬼男初めて突っ込んだ。
「えええじゃあどうしろと!?」
あわあわする妹子を見てにやける閻魔大王とその秘書。妹子には代えのジャージはないのだろうか。
「ねえ鬼男君ーお騒がせしちゃったことだし妹子ちゃん閻魔庁に連れてってあげようか」
「それもそうですね、あっちなら染み落とせますし」
「でしょー」
息ぴったりの二人組の怪しい雰囲気にだれも気付かないようだ。
「本当ですか…?」
妹子の表情が明るくなる。代えのジャージはないようだ。
「えっ妹子まさか私をひとりきりに…」
「ジャージの為に行って来ます!」
そんなにジャージが大切なのだろうか。
「行くなお前騙されてるぞ!!」
「…太子は僕とジャージどっちが大事なんですかー!!」
「ジャージの妹子だよ!!!!」
妹子は二人にいざなわれ、さっさとあの世へ出掛けて行きました。
「妹子の貞操の危機…ガクガク」
太子必至wwwごめん!
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