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2025/04/21  [PR]
 

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 無双









いかに喜劇的に悲劇を演じるかは私の身に掛かっているのだ。









子供だ。
けたたましい蝉の声を背景に、政宗はぼんやりと思った。
自らを犯す彼の頭を抱き締めた格好のままで、母親のように茶色の髪を撫でた。彼はそれにも気付かない。
彼が病的なまでに自分の背中を傷付けるのを哀れみのこもった目で見ていると、それまで殆ど感じなかった痛みがちくりと脳に伝わった。
息をついた彼の手をみると爪先に多少の血がついていた。多少とはいえ背中の皮を破くなんて思ってもみなかった。
政宗は多少うんざりした表情でその手を退かして口を開いた。
「いい加減にせぬか」
彼はそれにも構わない。
だが政宗は血のついた手で触れられるのは勘弁だと思い彼の手をとり指先を舐めてやったが今度は舌から血が出るかとひやひやさせられる羽目になった。
やがて花芯に手を伸ばした三成はやや乾き気味なことに気付きそこを自ら舐め始めた。
政宗は声を洩らしながら暑さに汗ばむ自分の身体中に付いた鬱血と歯形と爪痕を眺め、自分の股の間に顔を埋めるこの男の首を今すぐ両足でへし折ってやろうかと考えた。
だが実行に移す前に三成は顔を上げ、政宗の目の前に跨がり口を開けさせると自らの男根を取り出した。舐めろと言うことらしい。
政宗が舌を出して触れようとすると無理に口の中に入れた。無視か貴様と殴り付けたくなった。
しかし三成は政宗の髪を掴み無理矢理奉仕させた。
唾液と一緒に取り出されたそれはまさにそそり立つような様で政宗の目に晒された。
いつも自分はこんなものをどうやって身に納めているのか。不思議な気持ちだった。
だからと言って別にどうと言うこともない。
額に貼り付いた前髪をかきあげる男の手に、体以外を許すことはしないのだ。
蝉の声が意識の内で小さくなっていくのを聞き、何も見まいと目を閉じた。心まで何も感じなければ喜劇なのだ。
彼にまさぐられる自らの花芯が受け入れたくないと訴えるように乾いていくのを、嘆くでなく、只、無情に感じていた。




鳴り響くひぐらし












蝉といいつつひぐらしかよ!みたいな。
上の一言は前振りで副題だと思ってくれれば、いいです。
私もね、かっこいいこと、言いたかったんだよ。
自分でも奉仕ってどうかと思うけど裏じゃないのにしゃぶるとか無闇にえろいことば遣いたくなかった。
いいじゃん。ご奉仕。にゃんにゃん。
最近いっつも文字サイズに悩んでしまう。私的にでかいほうが読みやすいし長さ稼ぎやすい。
あんまり意識せず書き始めたが後から思えばストッ/クホ/ルム症候群もどきを書きたかった欲があったのかなという出来に。っていうか顛末。
方向性が微妙に定まらなかった気が。DV書こう→DV三政だな→冷めきった勝手にしろ的な政宗→不感症ちっくな政宗とかいいな→不感症なのに三成を好きになりたい政宗とか!
という。
結局政宗の心境が真逆じゃあないか…。
仕方…ないよね!
しかし私は三政にどんだけ強姦系を期待しているんだ。何故三政で即決しちゃったんだ自分がわからない。
蝉の声…ねえ…。ここは一体どこなんだろうか。
あと何この気持ち悪い味わいのないエロス。というか下ネタ。
エロス最小限で!あくまでDVで!と思ってたのになんか予想外に三成が盛ってた。
そして予想外に言い訳が長いよ!
別に裏とかじゃなくていいよねうん。わたしちゃんと15禁って書いた。
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