（ 2009/02/05） 美化して下さる？

軋人。
軋識なんだってば。

学生服。麦藁帽子。
ナイフ。釘バット。
15歳。27歳。




今迄吐いた下らぬ嘘を美化して下さる？




「かはっ」
「連れてってくれよ。何処にでも」
「全部嫌なんだ」
「全部全部全部嫌いなんだ」
「あんたしかいらない。世界はあんたと俺だけで成立する」
「誰もいない所に」
「誰もいらない所に」


こんなの、
唯の傷付け合い。
それは一賊が全滅でもしない限り無理だ。
だからそんな縋るように俺を見るな。
助けてなんてやれない。
俺にはおまえの葛藤なんてわからない。甘えるな。勝手にどうにかしとけ。
愛してるって言う度にとびきり苦しそうに笑うおまえが好きだ。
慈しむ度にこれ以上なにか無いのか服の端を握るおまえが好きだ。
冷たい視線を投げ掛けると笑ったように絶望するおまえが好きだ。

だからもっと蔑め。貶めろ。殺せ。壊せ。一片も残すな。遺してやるな。
おまえと同じように、何も無くしてやれ。
世界は敵と認識しろ。
世界は不要と認識しろ。
世界は廃棄物と認識しろ。
世界は憎悪の源と認識しろ。


恨んで恨んで、早く俺のことを嫌いになれ。
見捨ててしまえ。見限ってしまえ。お願いだから、どうにかしてくれ。















独白の似合う男、軋識。
タイトルと、貫いて来た下らぬ倫理を認めて下さる？が今回の趣旨。
入水/願い。眠いよ！
好きなのに深慮しすぎ考慮しすぎなきっしー愛してる。
笑ったように絶望のところはわざとです。
ていうかなんで小さな戦争時代かというと、雀の竹取り山で大将がなんか冷たかったから。