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2025/04/20  [PR]
 

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とってもいたいよ!
ナオヤんちは1DK。フローリングばりで冬は絨毯の上にこたつ置く設定。
ロキは封鎖が始まるまではで無力ですよ。ルシファーにかてないもん。
アツロウが最悪男になった…















車を停めて、彼女の家を目指して歩き出したときから、軽い頭痛が止まらない。
何度かインターホンを押したけど、直哉くんは出なかった。
「ボク連絡いれたのに…いないのかなあ?」
試しにドアノブを捻ってみると、こともなくドアは開いた。
「ナオヤくーん、いるのー?」
違和感を感じながら玄関に入るといつもとちょっと違う匂いがした。
「ナオヤくーん?」
靴を脱いで家の中を進むけど、さっきから頭痛と一緒に嫌な予感が、している。
「ナオヤくん…」
「ロキ、か?」
寝室のドアが開いて直哉くんが頭を出した。ボクの名前を呼ぶなんてちょこっと珍しい気がする。おまえ呼ばわりが多いはずなんだけど。
「鍵が開いていたよ。不用心じゃないかい?」
「本当にな…」
直哉くんは、何故か可笑しそうに笑って、顔を隠していた長い前髪を掻き上げた。
着ている着物が真っ黒だからだろうか。今日は不自然なくらい真っ白な顔をしている。
「すまない。今日の仕事が、残ってる」
「え?でも昨日あとちょっとって…」
「思ったより、大変で」
「そっか…終わるまでここにいるからね」
「…うん」
頭を撫でると、彼女は、弱々しく笑った。
扉は直哉くんの肩幅くらいしか開いていなかったけど、垣間見た感じじゃあ、まだ外は明るいのに、薄暗くて、ノートパソコンの明かりすら見えなかった。
「ねえ、君、体調悪いの?」
「………ああ」
直哉くんは苦しそうにゆっくり頷いて、扉を閉めた。
「…どう、しちゃったんだろう」
あの子のことを何も知らない僕にはどうしようもない。
何も怖くない慈しみを注いでばかりだったから、僕は彼女を愛したけど、恋い焦がれるようなことはなくって、そもそういう気持ちを抑えてすらいたし。
(もし僕があの子の恋人だったらなあ)
ふとそんなことを思ったそのとき、ガタン、と、大きな音が、彼女のいるはずの部屋から発された。
「ナオヤくん?」
頭痛は既に治まって、代わりに黒いもやとなり胸の中で渦巻いていた。








最初、立ちくらみでもして倒れたのかと思った。
違う。そんな程度じゃないと、驚くほど血の気のない顔を苦しそうに歪めている彼女を見て否応なしに察した。
「ナオヤくん!」
「い、痛…」
倒れた彼女の肩を抱き起こすと、細い指が縋るように僕の腕を掴み、か細く悲痛な声で喘ぐ。
床にはいくつもの血痕、床板の溝に流れる血が小さな川を成し、新しい血が着物の足のあたりを濡らしていた。
嫌な予感は既に形を成して現出していたのだ。
「ナオヤくん、見てもいい?」
彼女はきゅっと眉を寄せて、唇を結ぶと小さく頷いた。
とてつもない不安を抱えたまま彼女の着物を足元から捲り上げる。足の半ばではない。さらに捲ると白い腿に幾つか傷があり黒や茶や朱の血がこびりついている。 一気に腰までたくし上げると、腿の狭間に真っ赤に血を湛えた外陰部があった。
多分僕は顔を真っ青にして、すぐ真っ赤に変えた。
経血じゃないことなど一目瞭然であるし、傷をつけられたに違いない。腿の怪我もそれを物語っている。
誰かがこの子に傷をつけた。
勿論、破瓜の血の量ではない。 しかしそれを含んでいる可能性は否めない。 それを思うと心臓が焦げるような心地がした。
僕は着物を元に戻すと涙を流し始めた直哉君を抱き上げた。
「ごめんね。ボクは何も力になれない」
あのお方に力を封じられている今の僕には何の力もない。
直哉君もそれをわかっている。
わかっていて、細い腕で僕に縋りついた。






何度も通った道を、こんな焦燥を抱えて通るときが来るなんて思わなかった。僕は滑稽ですらある。
病院の場所を脳内で反芻しながらハンドルにかじり付くようにして運転する僕に、後部座席に横たわる直哉君は、途切れ途切れに、話をした。
「…アツロウが来たんだ。何時頃だったかは忘れたけど。玄関を開けると、すぐに部屋に連れて行かれて、愛している、からって言って、無理矢理にされそうになって、痛くて、抵抗、したら、痛いのは俺の体が悪いからって、刃物を、出して、それからずっとぼうっとしていて、いつの間にかひとりきりで、ロキがくる直前に服を替えた」
そんなようなことを、少しずつ呟いて、最後に、
「あれが愛だったら、わたしは誰も愛したくなんかない」
と口走った。





.CR








タイトル思いつかなかったから携帯のアルファベット入力で悪夢ってうったのが.CRですよ。改行コードですね…。
最初はドイツ語にしようとおもってたような。

女ナオヤかわいいですけど、チャラ男もかわいいとおもいます。
一緒にいるだけでいいみたいな…っておまえ^^誰
チャラナオにならない。
チャラナオが…見たい!見たいよー!
はあ…つづくかも

あとチャラ男の車はフォ○クス○ーゲンだともえます。

(因みに元ネタはとあるノンフィクションです。元ネタだと10歳たらずの女の子がおじにされる。アツロウに「~たちもこうして愛し合っているんだ」って言わせたかったけどもういい歳のナオヤにそれはねえよとおもってやめました。やめてよかった。
いつかやったろうとおもってました
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