「………」
「なんとか言え」
「………ほんとに女の子になるとは。魔王の力ってすごいね」
「ほかに何かないのか」
「………わあー。ナオヤほんとに女の子っぽいよ」
「今は本当に女だ」
「………上も、服着ていーよ」
「約束は守れと教えたつもりだが?」
「あ、本気?」
「俺はいつでも本気だぞ?」
「…いや、でも、オレには無理だって。従兄と性行為なんてできません。ダメ、ゼッタイ」
「ほう?従兄弟どおしは結婚できるのだぞ?それともなんだ。お前は自分を好いている人間を玩ぶような男だったのか」
「う…こんなときはロキに助けてもらいたい…。…あ、ロキは?テクニシャンぽいよ」
「ロキは相棒だ」
「ぐうっ」
「因みにアツロウは眼中に入らないぞ」
「ぐぐうっ」
「カイドー君は弟に欲しいランキング第十位だぞ。一位から九位は維式。おまえだ」
「ぐぐぐうっ」
「さあ。覚悟を決めろ。女体になる実験をさせてくれたら望みを叶えてやると言ったのはおまえだ!」
「オレの覚悟なんてフロストくん一年分用意できるくらいなんですが!」
「ぐうっ」
「あれ、フロストくんは諦めるってことなんだよね」
「ぐぐうっ」
「ナオヤのために色ちがいフロストくんつくったのになあ」
「ぐぐぐうっ」
「さあどうする」
「うるさいうるさいうるさい!!いいから俺を好きになれ!!」
「…結局、そういうことじゃん。ふう疲れた。告白された…」
「ああ…。流れで告白してしまったな」
「ナオヤ。まず、問題があるんだけど」
「なんだ」
「結局オレは男ナオヤか女ナオヤどっちを好きになればいいの?」
「両方だ」
「え」
「両 方 だ」
「…そうですか」
「生々しいことを言うようだが、身体的には女体のほうが楽だ」
「…じゃあナオヤが男のときは、オレが女にならなきゃ駄目なのか?」
「いいや。その辺の葛藤は死ぬほどした」
「それで?」
「俺は受けに徹することにした」
「え…オレのがかわいいのに?」
「クク…俺はおまえの愛を甘受する側なのだ」
「あ、一応そういう言い訳もあるんだよかった」
「あ、でも女主人公×俺でもいいぞ。女王様じゃなく魔王様」
「やだ…オレ実年齢より若いのに…」
「おまえに主導権はない!」
「自称受けがなんか言ったよ!」
「間違えた。拒否権」
「そう。…ん、じゃあナオヤしばらくその格好でいてよ。オレ的には今んとこ恋って言うより家族愛だし。まあ、好きになるまで待ってよ。そしたらオレをプレゼント」
「弟…」
「それで、オレがナオヤに惚れちゃう前に、ナオヤが別の人に惹かれたら、フロストくんプレゼント。あ、すぐ女体解くほどずるくないから」
「…わかった」
「じゃあ早く服着る!」
「わかった」
「……あれ、ナオヤ…」
「どうした?」
「オレよりちっちゃい」
彼は笑った。
愛を得て幸せはいづこ
(わたしはもうなにもいらない)
もしかしたらアレのちょっと前の話かもしれないですね。
がんがんにあかるくしといて昼ドラに突入すればいい。
はやく次かきたい。
「なんとか言え」
「………ほんとに女の子になるとは。魔王の力ってすごいね」
「ほかに何かないのか」
「………わあー。ナオヤほんとに女の子っぽいよ」
「今は本当に女だ」
「………上も、服着ていーよ」
「約束は守れと教えたつもりだが?」
「あ、本気?」
「俺はいつでも本気だぞ?」
「…いや、でも、オレには無理だって。従兄と性行為なんてできません。ダメ、ゼッタイ」
「ほう?従兄弟どおしは結婚できるのだぞ?それともなんだ。お前は自分を好いている人間を玩ぶような男だったのか」
「う…こんなときはロキに助けてもらいたい…。…あ、ロキは?テクニシャンぽいよ」
「ロキは相棒だ」
「ぐうっ」
「因みにアツロウは眼中に入らないぞ」
「ぐぐうっ」
「カイドー君は弟に欲しいランキング第十位だぞ。一位から九位は維式。おまえだ」
「ぐぐぐうっ」
「さあ。覚悟を決めろ。女体になる実験をさせてくれたら望みを叶えてやると言ったのはおまえだ!」
「オレの覚悟なんてフロストくん一年分用意できるくらいなんですが!」
「ぐうっ」
「あれ、フロストくんは諦めるってことなんだよね」
「ぐぐうっ」
「ナオヤのために色ちがいフロストくんつくったのになあ」
「ぐぐぐうっ」
「さあどうする」
「うるさいうるさいうるさい!!いいから俺を好きになれ!!」
「…結局、そういうことじゃん。ふう疲れた。告白された…」
「ああ…。流れで告白してしまったな」
「ナオヤ。まず、問題があるんだけど」
「なんだ」
「結局オレは男ナオヤか女ナオヤどっちを好きになればいいの?」
「両方だ」
「え」
「両 方 だ」
「…そうですか」
「生々しいことを言うようだが、身体的には女体のほうが楽だ」
「…じゃあナオヤが男のときは、オレが女にならなきゃ駄目なのか?」
「いいや。その辺の葛藤は死ぬほどした」
「それで?」
「俺は受けに徹することにした」
「え…オレのがかわいいのに?」
「クク…俺はおまえの愛を甘受する側なのだ」
「あ、一応そういう言い訳もあるんだよかった」
「あ、でも女主人公×俺でもいいぞ。女王様じゃなく魔王様」
「やだ…オレ実年齢より若いのに…」
「おまえに主導権はない!」
「自称受けがなんか言ったよ!」
「間違えた。拒否権」
「そう。…ん、じゃあナオヤしばらくその格好でいてよ。オレ的には今んとこ恋って言うより家族愛だし。まあ、好きになるまで待ってよ。そしたらオレをプレゼント」
「弟…」
「それで、オレがナオヤに惚れちゃう前に、ナオヤが別の人に惹かれたら、フロストくんプレゼント。あ、すぐ女体解くほどずるくないから」
「…わかった」
「じゃあ早く服着る!」
「わかった」
「……あれ、ナオヤ…」
「どうした?」
「オレよりちっちゃい」
彼は笑った。
愛を得て幸せはいづこ
(わたしはもうなにもいらない)
もしかしたらアレのちょっと前の話かもしれないですね。
がんがんにあかるくしといて昼ドラに突入すればいい。
はやく次かきたい。
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