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2025/04/20  [PR]
 

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封鎖中に主たちにチラリしたナオヤさんが見つかりそうだったのでチャラ男が路地に引き込んであげました。
↑描写はないけどこれならいけると踏んだ。







息を詰めたまま、靴音の遠退きを聞き、ようやく肩の力が抜ける。
俯いた格好のまま目を伏せて、目の前の男にも聞こえぬような音量で少しずつ息を吐いた。
肺一杯淀んだ空気を出し切り、顔を上げると、柔らかに微笑む男の顔があって、目を奪われた。しばし視線を重ねると、その唇の曲線は悪戯心を含んだ笑みに変わって、それと同時にわたしは、多分、顔を赤くしたのだろう。彼はわたしを抱き締めた。
彼の腕にすっぽりと覆い隠される小さいわたしには肩幅の広さが頼もしく、襟ぐりにほおずりをすると、彼の香水と肌が良い匂いをして、黒々とした長い前髪がくすぐったく、頬の弛緩を止めることはできない。
冷たいアスファルトの上に投げ出された足をたたみ、彼にぴったりと寄り添うと、途方もない愛おしさが、じわりと、滲み出る。

溢れる愛おしさを分け合うように目を合わせ、指を絡め、
それから、音を立てない小さなキスをした。







すんません。次はもっと鬼畜なチャラ男をかこうと思います。男同士でこれはないなクサいわーということで女体化が敢行さればしたあばばば。私の蛮勇に乾杯。
っていうメモがあったので多分初めてかいたナオヤ子さんだと思います。この直後にまじめにかいたものが多アレですね爆笑。
なるほろなー。

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