ゴミ箱行きのはずだった妹→鬼小説
妹→鬼ですよ!! しかも芋変態。99%変態。
長いうえにうざい
ギャグが書けない
妹→鬼ですよ!! しかも芋変態。99%変態。
長いうえにうざい
ギャグが書けない
シャワーの音が止まない。
暇を持ち余して色んな事を考えてみる。
彼がどんな服で出て来るか。どんな風にあの体を洗うのか。額に張り付いた前髪。絶え間なく水の滴る体。小麦色の肌を伝う水。白濁。
ってまた自分はなんて事を!!!!
ええい僕は汚れてなんかいないぞ。健全な男子高校生の恋だ。健全だ。ノーマルだ。いやノーマルではないか。
とにかく僕は彼、鬼男が風呂場から出て来るのを待って居る。
彼が一人暮らしだと知ったのは、つい最近だった。
太子は閻魔から聞いたと言っていた、多分閻魔には鬼男から直接知らせたろう。
嫉妬した。
所詮僕は彼の一番にはなれないんだ。幼馴染みのあの閻魔という男にはかなわない。同じクラスなのは僕なのに、いつも思わされる。
そう。僕は勿論性的な意味で彼が好きだ。
ああ全く接点のなかった僕がこれほど(家に入れてくれる位は)近付けたのはもはや奇跡だ。
不本意だが太子や閻魔も利用させてもらった。
そして今日めでたく鬼男の家に泊まる事になった。
正直、興奮が止まらないが迫ったりはしない。流石に引かれるだろう。いや引く以前の問題になる。
「小野ー」
鬼男の声がした。ばっと振り向けば、ワイシャツのみを身に着けた彼。
下に何も着ていないよこの人。なんのサービスだ?
「着替え忘れてたみたいで‥小野?」
怪訝な顔。…あ、僕とした事が思いきりニヤけてた!大丈夫なのか?これセーフか?
「…引くのも無理ないな。ワイシャツ一枚の男なんて気持ち悪いし…」
セーフ!!引いてたように見えたってどんなニヤけ顔だ僕!!
てゆうかワイシャツイイから!!小麦色の太ももが凄いそそるんですけど!!
「えーと、寝間着どこだろ…小野、知らないか?緑色のなんだけど」
なるほど。普段着と寝間着とをきっちり分けてるのか。
と思ったら目の端に緑。
どうやら僕の隣り、彼から見えない位置に置いてあったらしい。寝間着姿の鬼男を見たい。
…でも、ワイシャツ。
「今あれしか寝間着ないんだよなぁ」
呟きながら探す鬼男はこちらに背を向けている。首筋。太もも。透ける肌。
ワイシャツ決定。
僕は緑色のそれを、瞬時に寄り掛かっていたベッドの下に滑り込ませた。
「鬼男君」
「ん」
鬼男は僕のうさん臭い声に振り向いた。鎖骨がちらつく。
「そのまま寝ればいいんじゃないかな」
「…え?」
そりゃあ聞き返したくなる気持ちも分かる。
でも僕の次の言葉は鬼男にかき消された
「いやいやいやっななに言ってるんだよ!確かにコレは寝間着だけど人様の前でコレはねぇだろ!」
「人様だなんて…って寝間着なんですかそれ!」
なんて美味しい寝間着だ!そうか寝間着だからサイズでかいのか!裾からちらつく指が萌えるじゃないか!
「いいや、ほら俺国外出身だから!」
よし、わかった。
「…僕の横じゃ、落ち着けない?」
自分の中で黒い部分が露わになる。
「え…そういう訳じゃなくて、気持ち悪くないか?」
しょげる(ふりする)僕を見て鬼男はあわてて言った
「いえ、鬼男君の事を知れて良かったです」
爽やかにいってのける。むしろ体の端から端まで知り尽くしたいなんて言えない。(そりゃ今度こそドン引きだ)
*****
吐息を漏らす音が聞こえる。
さあどうする小野妹子。やるべきか、やらざるべきか。
彼は寝て居る。よしまずは動きを封じる紐を…ってノリノリじゃねーか僕!!
落ち着け落ち着けまずは深呼吸だ…ああ鬼男君いい匂いだなぁ…
ギシリ。ベッドが軋み興奮を掻き立てる。
彼が寝返りを打ってこちらと向き合う形になった。
ちちち近い…っ
押さえろ僕っ!!
僕が一人押問答してるうちに彼は僕の胸の辺りに体を擦り寄せて来た。
男一匹小野妹子、どうする。
*****
「んぅーっいい朝だ」
ワイシャツ一丁の鬼男が起きて周りを見ると、
白のシーツが一面真っ赤に染まっていた。
「うおぉぁぁぁああ!!!!サイコホラー!?」
やがてその血が妹子の鼻から流れ出た物だと分かると、妹子を揺さぶった
「小野っ!?小野ぉぉぉおお!!!!!!」
「我が生涯に…一片の悔い…なし…っ」
小野妹子。萌死。
遭難ききながら書いた気がする
小野妹子よどこに行く
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