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2009/02/27  砂浜
 無双

なんかゆきまさ。
センチメンタル。砂浜。15の夜。睡眠不足。以上。



















歩く。

歩き出す。


暖かい砂にくっきりと跡を残す足の先だけを見詰めながら。
砂浜に足を取られて、転んでしまわないように。
かの人が、身体を支えてくれることも、手を差し延べてくれることも、ないから。
期待を覚える自分を、希望を思い出す自分を、
淋しさに囚えてしまうから。
空々しさが責めてくるから。
虚しさが捕まえてしまうから。
恋しさが後をつけてくるから。




だから、

走り出したら止まらなくなるだろう。
理性を引き千切って、激情に縺れながら。

会いたい会いたい会いたい。

そんな仕様もない願望を、自覚してはいけなかったのだ。ああ。駄目だ。走ったりするな。してはいけない。
苦しくない。淋しくない。悲しくない。口惜しくない。浅ましくない。さもしくない。泣きたくない。聞きたくない。恋しくない。愛しくない。愛しくない。






















「…政宗!」


「こちらにおられると聞いて…政宗殿?」

「ぁ…」

駄目だ。


「…自分に、隠せなくなってしまった」
やっぱり自嘲的な自分の声。
「決定的に、貴様のせいだ…わしは、惨めだな」
こんな言い草じゃあ負け惜しみだって、下心だって、気付かれてしまう。

「政宗殿」

胸の隙間を満たすような、心深くに染み込んで行くような、脳髄を独占されそうな、あの声。
愛も誠も希望も、
死も嘘も孤独も、
すべて受け入れてしまいそうな自分にうんざりする反面、心臓の鼓動に歪曲なく投影される自らの愛情をないがしろにできない。
愛しいのだ。
うんざりするほどに、愛情を抱いているのだ。
春に咲くのは孤独。
夏に泣くのは寂寞。
秋に散るのは切望。
冬に積もるのは愛惜。
唯一切が唯一人の為に翻弄される。

そんな、自分が、嫌いで。


「貴方は私と相容れる自分が嫌いなのですか」


決定打。


「我慢せず、なんでもおっしゃって下さい。…お望みなら、いつでも側に参ります」

「…ぅ」

「何より貴方が大切です」







                                  ひ と り
果てない砂浜に、私は
孤独


これからも そう だ と  おもい こん で いた  の に 。











 






★確認
・・・・・・政宗殿。で、よかったよね?
まさか政宗様。ってことは、ないよね?
わかる人にはわかってしまいそうだけど、雰囲気だけヒカルのレターズとかASAPとかぽい。
これさああ・・別々に書き始めてくっつけたんだよね。無理矢理。
・・・うん。見りゃわかるね。
政宗は好きでいちゃあいけないっておもっているみたいだね。
・・・史実の政宗の恋人、なんだっけ。作十郎?が、うらやましい。よ。
というか
うとましい。うとましいのさあああああああああああああ
お題滲さま
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