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2025/04/21  [PR]
 

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 日和

なんか・・・ちゅーしてます。アホです。













会いたかったから、家に行った。

「またあなたですか太子…」
「なんだそのいいぐさは!敬え!」
妹子はこめかみを押さえてため息を吐くばかり。
目の下が青い。

「あのね太子、あなたと違って僕には仕事があるんです」
「なんだとお前ー帰れってか」
「是非」
「コノヤロウ…」
今に見てろよ…
っていうか今できる仕返しがあるじゃないか私!
「いーもーこっ沢山仕事あるんだよな君」
「は、ありますけど」
にひひと笑いながら四つん這いの格好で妹子に近付く。
「うわっ近寄らないで下さい…」
「無駄じゃ!」
開きかけた唇を唇で塞ぐ。柔らかい感触。
こいつもちもちじゃないか。
妹子の目が見開く。
数秒で放すと、妹子はぽかんとしてから憮然とした。
「…な何をするんですか突然っ!」
「ふふんこれで集中できなかろう!私をないがしろにした罰だ!」
「いやむしろ集中できますね。嫌な事はすぐ忘れるたちなので」
「へー…ってうおおおーーーい!!嫌な事って…お前…!」
妹子は口の端を吊り上げた。
「太子の下手な接吻じゃねえ…」
なんだコイツ笑ってるように見えん…身の危険を感じる笑みだ。
「いいですか太子、接吻っていうのはねえ…」
どんな人にするのかとか何故するのか言ってくるのだろう、私は耳に手のひらを押し付けた。
「…こうするんです」
柔らかい感触。次に生暖かい感じ。
ぬるぬるした唾液が口内に溢れて唇の端から垂れる。
妹子の舌は好きな様に搦めてなぞって舐め回してやっと離れた。
「い、いも」
妹子は垂れた唾液を舐め取った。
「分かるましたか?接吻って物が」
「…うん…妹子今日私妹子の家に泊ま「分かったらさっさと出てけアホ摂政ーーー!!!!」
「摂政投げるなぁぁあぁぁ妹子この野郎!!」
窓から投げ飛ばされその日は入れて貰えませんでした。
「もっと私を敬え!いちゃいちゃさせろ!」
「煩い!」
「ぐ、くそう…今に見てろ!!」








つまり遣隋使はアホって話。
妹子がうまいんじゃなくて太子がへたなんです。
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