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2025/04/22  [PR]
 

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 日和

一応場の雰囲気でエロということにしておk・・なのか







熱い息が首筋を撫でる。ぞくり、と煽情感。思わず床に肘をつく。

「あ…」
菊の座から溢れた彼の精液が内股を伝う。そのあたりを手が陰部ぎりぎりまで撫で上げた。
顔は見えないがきっとあの毒気むんむんの笑みを湛えているだろう。
「太子」
妹子が熱を帯びた声で、その唇が耳に触れそうな位置で囁く。
「命令にはありませんが。…もう一度、いいですか」
未だぼんやりとした意識で太子は頭を動かした。
―――私は彼に命令して…何の為に?
理想主義であり合理主義な彼は脳を叩き起こした。
―――どうして。私は何の為に、何故こんな非生産的で異常なことやらかしているんだ。
―――彼に無理を強いて。あれ、じゃあ何故妹子は、もう一度なんて、
考え切れず太子はついに声に出した。
「どうして…こんなことするんだ?」
「・・・太子は、したくないんですか?」
「…あ」
―――そうか。私は私のしたいまま。私の欲望に忠実に動いたら、こうなったんだ。
太子は横隔膜の辺りからすとんとおもしが落ちたように感じた。
陰部付近にどくどく血が巡る。
「妹子、」
「はい」
妹子はむき出しの腕で太子を抱き締めた。
「妹子は私のことを愛してくれているんだよ、な」
「勿論ですよ」
その応えに胸の高鳴りを感じながら太子は勢いよくひっくり返り、仰向けになって妹子の首に腕を引っ掛けた。
「して、妹子も私を愛してくれてるなら」
色々通り越して邪悪な笑顔の妹子に言う。
「勿論です。…今度は遊び程度の気持ちじゃ済ませませんよ」
ひくりと頬を引きつらせる。

「せっかく太子も本気になったみたいですし…ね!」

「妹子笑顔本気怖い」



見抜けないなら罰遊戯。見抜けたなら罰交誼。泣いて叫んで悦んで!





エロくない。雰囲気を読むんだ・・・。心の目で見ろ。
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