主人公培養してハーレムとかありえない!って人は戻れ!
恥ずかしながら自分の能力は未だ師を越すに至っていない。と、篤郎は認識していた。
最高の素材をいくら自分なりに分析、研究しようと、最高に使いこなすことなどできない。歴史を顧みればむしろそれは危険だとわかる。
自分のしていることを、師が子供ならではの残酷な遊戯と揶揄しているのも知っている。
だが、篤郎は解き明かしたかった。
もっと知りたかった。
素材を、研究を、愛していた。
深くまで掘り下げて骨肉を切り離して数え切れないほど裁断して皮をなめして幾つも穴を穿って血管に薬品を流し込み骨を細かく砕いては愛おしんだ。
時には水に溶かして鑞に溶かして樹脂に姿を変えた実験材料に憐憫にも似た恋をした。
量産した個体は興味深い個体差を示し、侍らして愛でることもまた一興であった。
ある日ひとつの個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを殺してきたの」
尖った声で物を言うその個体を酷く犯すと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを犯してきたの」
甘えた声で物を言うその個体を殴り潰すと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを殴ってきたの」
濁った声で物を言うその個体の手足をもぐと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを縛ってきたの」
金切り声で物を言うその個体の舌を抜くと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを黙らしてきたの」
しみったれた声で物を言うその個体の股を裂くと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを痛めてきたの」
爽やかな声で物を言うその個体を細切れにすると他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを刻んできたの」
曇った声で物を言うその個体の皮を剥ぐと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを剥いできたの」
落ち着いた声で物を言うその個体を骨だけにすると他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを溶かしてきたの」
楽しげな声で物を言うその個体を殺すと他の個体が口を開いた。
「そうやって何人のオレを殺してきたの?それって愉快なの?答えろ」
背や腹から伸びた管を重そうに引きずった格好で、彼は言った。
おそらくこの中で唯一完全なかたちを保っていて、最後の物言う個体だった。
オリジナルとの個体差が最も小さく、組織の隅まで似通っているこの個体の誕生を確認したとき期待と戦慄が入り混じった不思議な心地がしたのを篤郎は鮮明に覚えていた。
「おまえはオレたちの原型を愛しているんだろ。これはどうなんだよ。こんなのが愛とやらか?」
「勿論だ」
篤郎は朗々と答えた。
「元がもう使い物にならないから、お前たちを使ってるんだろ」
そして目を上げた個体の管という管を衝動任せに引き抜くと喘ぎ苦しむ様を舐めるように観察しふと目に付く青い青い虹彩が本物と異なっている事実に焦れて眼孔から掴みだした。
ご都合ユートピア
さて、ついにやりましたよ。
篤主というかただのキチ篤郎。キチがいでキチくみたいな。
篤主普通に読み書きするのはそこまですきではありませんが、グロとなると話は別です。ぜんぜん別。
主が泣き叫ぶのとか全然想像できなかったので喘ぎ苦しんでもらったけど臨場感がないよ。というか泣き叫ぶのが想像できないなんて主人公まるで攻めっこのようだ。
恥ずかしながら自分の能力は未だ師を越すに至っていない。と、篤郎は認識していた。
最高の素材をいくら自分なりに分析、研究しようと、最高に使いこなすことなどできない。歴史を顧みればむしろそれは危険だとわかる。
自分のしていることを、師が子供ならではの残酷な遊戯と揶揄しているのも知っている。
だが、篤郎は解き明かしたかった。
もっと知りたかった。
素材を、研究を、愛していた。
深くまで掘り下げて骨肉を切り離して数え切れないほど裁断して皮をなめして幾つも穴を穿って血管に薬品を流し込み骨を細かく砕いては愛おしんだ。
時には水に溶かして鑞に溶かして樹脂に姿を変えた実験材料に憐憫にも似た恋をした。
量産した個体は興味深い個体差を示し、侍らして愛でることもまた一興であった。
ある日ひとつの個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを殺してきたの」
尖った声で物を言うその個体を酷く犯すと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを犯してきたの」
甘えた声で物を言うその個体を殴り潰すと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを殴ってきたの」
濁った声で物を言うその個体の手足をもぐと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを縛ってきたの」
金切り声で物を言うその個体の舌を抜くと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを黙らしてきたの」
しみったれた声で物を言うその個体の股を裂くと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを痛めてきたの」
爽やかな声で物を言うその個体を細切れにすると他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを刻んできたの」
曇った声で物を言うその個体の皮を剥ぐと他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを剥いできたの」
落ち着いた声で物を言うその個体を骨だけにすると他の個体が口を開いた。
「さうやつてなんにんのおれを溶かしてきたの」
楽しげな声で物を言うその個体を殺すと他の個体が口を開いた。
「そうやって何人のオレを殺してきたの?それって愉快なの?答えろ」
背や腹から伸びた管を重そうに引きずった格好で、彼は言った。
おそらくこの中で唯一完全なかたちを保っていて、最後の物言う個体だった。
オリジナルとの個体差が最も小さく、組織の隅まで似通っているこの個体の誕生を確認したとき期待と戦慄が入り混じった不思議な心地がしたのを篤郎は鮮明に覚えていた。
「おまえはオレたちの原型を愛しているんだろ。これはどうなんだよ。こんなのが愛とやらか?」
「勿論だ」
篤郎は朗々と答えた。
「元がもう使い物にならないから、お前たちを使ってるんだろ」
そして目を上げた個体の管という管を衝動任せに引き抜くと喘ぎ苦しむ様を舐めるように観察しふと目に付く青い青い虹彩が本物と異なっている事実に焦れて眼孔から掴みだした。
ご都合ユートピア
さて、ついにやりましたよ。
篤主というかただのキチ篤郎。キチがいでキチくみたいな。
篤主普通に読み書きするのはそこまですきではありませんが、グロとなると話は別です。ぜんぜん別。
主が泣き叫ぶのとか全然想像できなかったので喘ぎ苦しんでもらったけど臨場感がないよ。というか泣き叫ぶのが想像できないなんて主人公まるで攻めっこのようだ。
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